Steve Kimock の世界 〜あの時と今〜: Hidden Track 5/2/2012 |
[ 2012/05/10 ]
Hidden Trackを訳しました。
かなりの意訳もあります。すみません。でもニュアンス的には合ってることを祈って。。。
エンジョーイ。
http://www.glidemagazine.com/hiddentrack/ht-interview-the-then-now-world-of-steve-kimock/
Steve Kimock の世界 〜あの時と今〜: Hidden Track 5/2/2012
Chad Berndtson
予定されていた時間より少し電話が遅れてしまったが、Steveは全然クールだった。彼が必要だったのはシリアルを準備するたったの10秒。
「これは何?ん?Gorilla munchとHoney Nut O’s?これはさ、特別ミックスなんだよね。ここに4歳になる誰かさんがいるからさ。」
「誰かさん」はキモックの一番下の息子、Ryland Cazaderoで、どうして彼はこんな何の変哲もない木曜日の昼飯時に美味しいシリアルを用意しなければならないか。Rylandはなもできないからだ。
「彼は完全に愛らしい、ちっちゃな脅威だからね。」とキモックは笑う。キモックの四人の息子、John Morgan 22歳、Miles 18歳、Skyler Joe 8歳、Ryland 4歳、この中で一番若いRylandについてのことだ。
とても愛され人気のあったツアーバンド、Steve Kimock Bandをリタイアする際、「家族」はキモックの決断に大きく影響した。SKBはいまだにキモックの魔法のようなギターを最大限に反映したユニットだ。しかし56歳になってもキモックはステージから一向に遠のく気配はなく、SKB分裂後もRhythm DevilsやMark Karanの回復待ちのRat Dogに参加したり、彼の古いバンドZeroの再結成、Crazy EngineでMelvin Sealsとはちゃめちゃやったり、数多くの一回ぽっきりの企画もの、ゲスト出演などなど、見る限り果てしない様々なミュージシャン友達とグルになってやってきている。
しかし今回のスプリングツアーを魅力的にしているのは3年ぶりのフルスケールバンドツアーであるということだ。水曜日(5月9日)にはじまって、ノースイースト、ミッドアトランティック、ミッドウェスト、サウスイースタンにまでおよぶ。ペンシルヴァニアはBethlehem がキックオフ、で、次のブレイクまでに、かの有名なBrooklyn Bowl(5月11日)、シカゴの Bottom Lounge(5月19日)、ナッシュビルのExit/In(5月22日)、ワシントンDCのHoward Theater(6月4日)とまわる。
Kimockと今回一緒にヴァンに乗るのはKeyboardのBernie Worrell、 DrumsはWally Ingram、 4日間BassにReed Mathis。Mathisは5月12日のポートランドとメインを一緒にまわり、 Andy Hessがそののち添えとして二日後のボストンでバンドと合流。その後のショーはAndyがBassを務める。
私たちはカメレオンのようなしかしいつもフレンドリーなキモックにどんな具合か、最新の情報を聞き出した。もしあなたが目を細めてじっと凝視すれば、その地平線上に彼の次のプロジェクト、ファミリーアフェアとでも言おうか、が見えてくるかもしれない。
HT: 2006年まであなたがやってたSKBにさかのぼると、あなたは結局のところ一つのグループに専心しているように見えたけど、それに対して、今は数多くのプロジェクトで誰が一緒かってのも一貫性がないよね。こんな風になると正確に見積もってた?
SK: うん、ある意味では。状況に応じてって感じかな、思い描いていた事というよりは。あのバンドの後、あまりツアーをする気にならなかったんだ。いっぱい日程をこなしていく金もやる気ももうなくなって、家族とただ家にいて過ごすのがとても楽しかった。でもたった一つのフォーカスがなかったってのも確かにそうで、何も見えてこなかったんだよ、かなりの間ね。音楽的にはそれ以来色々なところにいったと思う。バンド以外の他の事に焦点を絞りたかったんだ。
HT: それはどういうこと?
SK: これはかなり内省的な事で、本当に特定のハーモニーやソロのチューニングの種類のことで、パフォーマンスしている時には使えなかったものでね。それは多分後々基礎になるような部分の事じゃないかな、でも最終的には今取り組んでる、とても細かいトーナリティーのことについて現実的にわかるようになって、多分演奏という形か、そうじゃなきゃ作曲という形で外に出てくるんじゃないかなと思う。ロックンロールとエレクトリックフレッティングに真正面から当たっていってるときはどうしても、やれることに制限が出てくるからね。SKBの時は全く一度もフレットレスギターを使わなかったんだよ、スライドもあんまり。
HT: どうしてこのグループをひきつれて、大規模なツアーをすることにしたの?どうしてこのバンドで?
SK: いい質問だね。よくあることで、僕と一緒に演奏できる人、演奏したい人を探して、あと当然のことみんなで国中を運転して回ることができるか。これはぼくの友達仲間の一団なんだ。Bernieと一緒に働けるってのはいいな。彼は優しいし。Wallyもいい人だ。彼らは素晴らしいよ。やつらはこんなことを僕としてくれるくらいクールなんだよ。
HT: じゃ、こんな事するよって言だして、あとはロジスティックの問題?つまり「誰の予定が空いてるか」っていう。
SK: そうそう。結局計画立てたというよりも、タイミングとめぐり合わせみたいなものでさ。いろいろな出来事が重なり合った感じでなきゃいけない。たくさんの演奏するオファーがあって、たくさんの人が僕がどうなっているか興味がある。で、次にみんなのスケジュールに穴がないか探し始める。こんなこと言うけどね、たった一年前はこんなことすらしたいと思わなかったんだよ。なぜなら僕は家族と一緒に家にいてアコースティックギターをもっぱら弾いているだけで幸せだったんだから。まぁ今でもはっきり言ってそうなんだけどね。でも、いくらか外で演奏したいと思ったんだ。
HT: どんなマテリアルを選ぶ?このバンドのために。
SK: まだ現時点ではあんまりこういうのってのはない。とくに曲についてわくわくするのは、一緒に十分長い時間演奏するでしょ、そうするとセットリストの中にこんな曲があったらいいなというような感じで、曲を書き始めるようになる。1週間か2週間ツアーして、なんかジャムった後に「こんな曲が要ったんじゃない」みたいな。そんなかんじで、曲ができはじめるよ。掘り下げる作業だね。
HT: ツアー中はそんな感じの曲作りをいつもしてるの?即興的に?
SK: うん、普通の人たちよりはね。ただ一回きりで一緒に演る時とは反対にステディーなグループと一緒だとそれぞれの傾向が解ってくる。何が得意で、何が出てくるとホットになるかがわかるでしょ。それでそれを最大限に生かす方向にエネルギーを傾ける。僕が思うに、素晴らしいものはそれぞれの特質を生かした時に出てくるものだと思う。
HT: ツアーが始まる前、傾向として、このラインアップはどうな感じになると思う?とくにツアーの始まり、Reed Mathisのラインアップについて。
HT: んーわかんない。彼が現れた時、彼がどんなスペースにいて何をするかによるよ。彼と一緒に演った時、彼は完全にぶっ飛んだ世界にいた時もあったし、また、完全にまっすぐな感じのプレーをするのも見たことあるしね。
HT: じゃ、Bernieは?長い間彼とはプレーしてきたでしょ。どうなるか、想像できない?
SK: まぁね。バーニーについてはよく知ってるよ。彼はカットアップに長けていると思う。彼は素晴らしいユーモアセンスもあるし、とても音楽的にも深いよ。一緒に演奏するのがとても楽しい。彼はReedとは一緒にプレーしたことがないんじゃないかな。うまくいくと思うけど。
HT: 今まで演奏したことがないプレーヤーで、誰と一緒にプレーしたい?
SK: (長い沈黙) Bill Frisell と一緒に演奏できるチャンスがあればと思うよ。彼のプレーが好きなんだ。彼は素晴らしいよ。でもね、いろいろ考えてるけど何千万もの一緒に仕事したことのないシンガー達がいるからなぁ。
結局のところ何かもっといろいろなことがしたいんだと思う。バンドを背負う負担なしに旅してね。アフリカに行って演奏してみたいな。ブラジルかインドもいいだろうね。大きな視点でとらえれば、直接彼らの音楽文化に触れるのは僕にとって大きなプラスになると思うし。僕はこれらの土地の音楽の熱烈なファンなんだ。ブラジル、アフリカ、インドには行ったことはないし。ぜひ行きたいね。
HT: そういった場所に近々行く計画は?
SK: いやいや、ないよ、でもいつもそれらは頭の中に浮かんでくるだろうね。インドに僕のファンがいるんだよ。驚きだよな。ニュージャージーか、ボルティモアで演奏している時にインドから僕のファンだって人達が来てさ、彼らはただただ来たんだよ。んで、ニューデリーでプレーしてくれって言うんだ。彼らはマジで僕にインドに来てほしいんだよ。僕も行きたいね。ブラジルはちょっと最初にしちゃ短絡的すぎるかもね。
HT: このツアーではアコースティックギターは演奏する?
SK: 会場によるな、だから臨機応変にね。ちょうどいい大きさのハコじゃなきゃいけない、それにじゅうぶん静かでなきゃね。それこそ本当にやってみたいな。ただ、場違いなものであってはダメなんだ。薄暗い場所で土曜の夜に踊り狂うオーディエンスの前にしてだよ、「静かに」なんて言いながらみんなで落ち着きましょう、なんてのはおかしいでしょ。ツアーの途中で、もし協力的な会場があれば、考えてみるかな。多分フレットレスを演奏するか、アコースティックか、ハワイアンギターがいいかな。
HT: さっきハーモニクスとマイクロトーンのことを言ってたよね。あなたがバンドで演奏するのを10年かそれ以上聞いてきた人にとって、あなたの今の演奏の中にそういった研究の成果から何をきくんだろう。
SK: ぼくはそういったセンシティブな人達は、もっと音楽的に熟した形で音に接しているんだと思う。で、多分もっと感情と音とが結びついているんじゃないかな。僕にとってはそう感じるだけだよ。僕の研究がどんどん自分の中で進むにつれ、自分が何をしているかということについて自覚的になってきたと思う、それででもっと確実にクリアになってきた。Friesellなんかも、それこそそんな一人だと思う、僕が大好きなインド音楽なんかも。そんな部分が音から聞こえてくるよ。でも優れたシンガーは僕が言っていることはわかるはずだよ。かれらは、ここという場面でそうでなきゃならないピッチで、ぐっとくるイントネーションで歌うんだから。
ぼくはそれに取り組まなきゃならなかったんだ、いつもフォーカスを絞ってさ。たぶんほかの人たちはそのことにそれほど自覚的じゃなかったり、そうじゃなきゃあんまり正確なアプローチをしていなかったりね。Neil Youngを聞いたことがある、かれの声をきいた?
かれは確実に彼が意図したことを歌っているよ。オペラにおいても同じ意図を聞き取ることができるよね。それは単に偶然じゃないんだよ。技術的に話すとより細かな解析度でよりよい筋肉の技術で出された音に聞こえるはずだよ。僕は今はとっても小さな調整であるべき場所に音をもっていくことに慣れたよ。これは細かな精製とでもいうようなものさ。
HT: あなたの音楽への興味や影響はとてもワイドにみえるけど、人を驚かすような影響はある?
SK: ポルカ。
HT: 本気で?
SK: (笑いながら)ほんとだよ。僕はポルカが好きだよ。イタリアンポルカよりドイツのやつ。僕はそれをいっぱい聞きながら育ってきたんだ。それに妻はスイス人でね。そこではいつもTVでLederhosen MTVみたいなタイプのものがやってて、アルプスホーンみたいなのとかで、ポルカをロックしてんだ。すごいよ。僕はポルカは何の問題もないよ。
HT: 探して見てるの?
SK: もしTVでポルカがやってたらさ、「全然問題ないよ」みたいな。アコーディオンは楽器自体、大ファンだからね。
HT: 今月の初めLes Paul Mondayで演ったじゃない、New YorkのIridiumで。Lesとは会ったことある?
SK: いや一度もLes Paulに会ったことはないよ。でももし会えてたら素晴らしい事だよね。僕はこういう名声がある人と会うのは結構恥ずかしくなるタイプなんだ。ギグそのものは暴動のようなもんさ。何を求められているか全然分からなくって。でもそのギグがお決まりなものとか、さて現場に行って「このLes Paulの曲とこのLes Paulの曲と」みたいに選んで、みたいなやり方もいやだった。そんなやり方は、僕にとってはLesに無礼なように感じたんだ。で、結局はブルーズ、とかファンクのような、まっすぐなジャムになったんだ。ドラマーはいなくてね、ベースだけで、マジで楽しかったな。
HT: 旅立った伝説のプレーヤーといえば、Levon Helmとは演ったことある?
SK: いやLevonとは一度もない。でも一緒にやれたとしたら、楽しめただろうな。僕は彼がバンドで関わり合いになった連中と、より多くの時間を過ごしてたと思う。あれは素晴らしいバンドだったな。
HT: ここ数年のバンドに後戻りしたりすることはあると思う?特にCrazy Engine。
SK: ない。それはない。前にも言ったように、これらのバンドから得たものはあの時に深いレベルで考え抜かれたもので、それは今ここで起こっていることとは違うんだ。今やっていることは、今だからこそできるもので、それこそが僕の興味の対象なんだよ。
HT: 次に何をするの?このツアーが終わった後。
SK: んーわかんない。息子Johnと僕は一緒に演奏し続け、家で仕事し続けるだろうね。多分一緒にレコードでも作ってみるかな。でまぁ、バンドも。多分ギターとドラムだけになるだろうけど。彼はコンピュータに詳しいんだ。曲を作ったりね。時々ぼくがギターを重ねたり、ベースをやったりするよ。彼とはデュオの形だとしっくりくるね。かれはチェロプレーヤーのTrevor Exterとデュオのバンドをやってるよ(XVSKのこと)。
HT: 彼らはこのツアーのいくつかのショーでオープニングアクトを務めるよね。
SK: そう。僕らと一緒にツアーするんだ。
HT: Johnとプレーするのについちゃ、何が好きなの?
SK: 僕が思うに彼はとても音楽的なんだ。とても熱心に聞いて素晴らしく華麗にバランスよく演奏するよ。彼は音楽的にはオールドソウルを持っているね。とても気持ちがいいし、これは僕の子供であることは関係なく、あいつはいいミュージシャンさ。楽しいことだらけだよ。
かなりの意訳もあります。すみません。でもニュアンス的には合ってることを祈って。。。
エンジョーイ。
http://www.glidemagazine.com/hiddentrack/ht-interview-the-then-now-world-of-steve-kimock/
Steve Kimock の世界 〜あの時と今〜: Hidden Track 5/2/2012
Chad Berndtson
予定されていた時間より少し電話が遅れてしまったが、Steveは全然クールだった。彼が必要だったのはシリアルを準備するたったの10秒。
「これは何?ん?Gorilla munchとHoney Nut O’s?これはさ、特別ミックスなんだよね。ここに4歳になる誰かさんがいるからさ。」
「誰かさん」はキモックの一番下の息子、Ryland Cazaderoで、どうして彼はこんな何の変哲もない木曜日の昼飯時に美味しいシリアルを用意しなければならないか。Rylandはなもできないからだ。
「彼は完全に愛らしい、ちっちゃな脅威だからね。」とキモックは笑う。キモックの四人の息子、John Morgan 22歳、Miles 18歳、Skyler Joe 8歳、Ryland 4歳、この中で一番若いRylandについてのことだ。
とても愛され人気のあったツアーバンド、Steve Kimock Bandをリタイアする際、「家族」はキモックの決断に大きく影響した。SKBはいまだにキモックの魔法のようなギターを最大限に反映したユニットだ。しかし56歳になってもキモックはステージから一向に遠のく気配はなく、SKB分裂後もRhythm DevilsやMark Karanの回復待ちのRat Dogに参加したり、彼の古いバンドZeroの再結成、Crazy EngineでMelvin Sealsとはちゃめちゃやったり、数多くの一回ぽっきりの企画もの、ゲスト出演などなど、見る限り果てしない様々なミュージシャン友達とグルになってやってきている。
しかし今回のスプリングツアーを魅力的にしているのは3年ぶりのフルスケールバンドツアーであるということだ。水曜日(5月9日)にはじまって、ノースイースト、ミッドアトランティック、ミッドウェスト、サウスイースタンにまでおよぶ。ペンシルヴァニアはBethlehem がキックオフ、で、次のブレイクまでに、かの有名なBrooklyn Bowl(5月11日)、シカゴの Bottom Lounge(5月19日)、ナッシュビルのExit/In(5月22日)、ワシントンDCのHoward Theater(6月4日)とまわる。
Kimockと今回一緒にヴァンに乗るのはKeyboardのBernie Worrell、 DrumsはWally Ingram、 4日間BassにReed Mathis。Mathisは5月12日のポートランドとメインを一緒にまわり、 Andy Hessがそののち添えとして二日後のボストンでバンドと合流。その後のショーはAndyがBassを務める。
私たちはカメレオンのようなしかしいつもフレンドリーなキモックにどんな具合か、最新の情報を聞き出した。もしあなたが目を細めてじっと凝視すれば、その地平線上に彼の次のプロジェクト、ファミリーアフェアとでも言おうか、が見えてくるかもしれない。
HT: 2006年まであなたがやってたSKBにさかのぼると、あなたは結局のところ一つのグループに専心しているように見えたけど、それに対して、今は数多くのプロジェクトで誰が一緒かってのも一貫性がないよね。こんな風になると正確に見積もってた?
SK: うん、ある意味では。状況に応じてって感じかな、思い描いていた事というよりは。あのバンドの後、あまりツアーをする気にならなかったんだ。いっぱい日程をこなしていく金もやる気ももうなくなって、家族とただ家にいて過ごすのがとても楽しかった。でもたった一つのフォーカスがなかったってのも確かにそうで、何も見えてこなかったんだよ、かなりの間ね。音楽的にはそれ以来色々なところにいったと思う。バンド以外の他の事に焦点を絞りたかったんだ。
HT: それはどういうこと?
SK: これはかなり内省的な事で、本当に特定のハーモニーやソロのチューニングの種類のことで、パフォーマンスしている時には使えなかったものでね。それは多分後々基礎になるような部分の事じゃないかな、でも最終的には今取り組んでる、とても細かいトーナリティーのことについて現実的にわかるようになって、多分演奏という形か、そうじゃなきゃ作曲という形で外に出てくるんじゃないかなと思う。ロックンロールとエレクトリックフレッティングに真正面から当たっていってるときはどうしても、やれることに制限が出てくるからね。SKBの時は全く一度もフレットレスギターを使わなかったんだよ、スライドもあんまり。
HT: どうしてこのグループをひきつれて、大規模なツアーをすることにしたの?どうしてこのバンドで?
SK: いい質問だね。よくあることで、僕と一緒に演奏できる人、演奏したい人を探して、あと当然のことみんなで国中を運転して回ることができるか。これはぼくの友達仲間の一団なんだ。Bernieと一緒に働けるってのはいいな。彼は優しいし。Wallyもいい人だ。彼らは素晴らしいよ。やつらはこんなことを僕としてくれるくらいクールなんだよ。
HT: じゃ、こんな事するよって言だして、あとはロジスティックの問題?つまり「誰の予定が空いてるか」っていう。
SK: そうそう。結局計画立てたというよりも、タイミングとめぐり合わせみたいなものでさ。いろいろな出来事が重なり合った感じでなきゃいけない。たくさんの演奏するオファーがあって、たくさんの人が僕がどうなっているか興味がある。で、次にみんなのスケジュールに穴がないか探し始める。こんなこと言うけどね、たった一年前はこんなことすらしたいと思わなかったんだよ。なぜなら僕は家族と一緒に家にいてアコースティックギターをもっぱら弾いているだけで幸せだったんだから。まぁ今でもはっきり言ってそうなんだけどね。でも、いくらか外で演奏したいと思ったんだ。
HT: どんなマテリアルを選ぶ?このバンドのために。
SK: まだ現時点ではあんまりこういうのってのはない。とくに曲についてわくわくするのは、一緒に十分長い時間演奏するでしょ、そうするとセットリストの中にこんな曲があったらいいなというような感じで、曲を書き始めるようになる。1週間か2週間ツアーして、なんかジャムった後に「こんな曲が要ったんじゃない」みたいな。そんなかんじで、曲ができはじめるよ。掘り下げる作業だね。
HT: ツアー中はそんな感じの曲作りをいつもしてるの?即興的に?
SK: うん、普通の人たちよりはね。ただ一回きりで一緒に演る時とは反対にステディーなグループと一緒だとそれぞれの傾向が解ってくる。何が得意で、何が出てくるとホットになるかがわかるでしょ。それでそれを最大限に生かす方向にエネルギーを傾ける。僕が思うに、素晴らしいものはそれぞれの特質を生かした時に出てくるものだと思う。
HT: ツアーが始まる前、傾向として、このラインアップはどうな感じになると思う?とくにツアーの始まり、Reed Mathisのラインアップについて。
HT: んーわかんない。彼が現れた時、彼がどんなスペースにいて何をするかによるよ。彼と一緒に演った時、彼は完全にぶっ飛んだ世界にいた時もあったし、また、完全にまっすぐな感じのプレーをするのも見たことあるしね。
HT: じゃ、Bernieは?長い間彼とはプレーしてきたでしょ。どうなるか、想像できない?
SK: まぁね。バーニーについてはよく知ってるよ。彼はカットアップに長けていると思う。彼は素晴らしいユーモアセンスもあるし、とても音楽的にも深いよ。一緒に演奏するのがとても楽しい。彼はReedとは一緒にプレーしたことがないんじゃないかな。うまくいくと思うけど。
HT: 今まで演奏したことがないプレーヤーで、誰と一緒にプレーしたい?
SK: (長い沈黙) Bill Frisell と一緒に演奏できるチャンスがあればと思うよ。彼のプレーが好きなんだ。彼は素晴らしいよ。でもね、いろいろ考えてるけど何千万もの一緒に仕事したことのないシンガー達がいるからなぁ。
結局のところ何かもっといろいろなことがしたいんだと思う。バンドを背負う負担なしに旅してね。アフリカに行って演奏してみたいな。ブラジルかインドもいいだろうね。大きな視点でとらえれば、直接彼らの音楽文化に触れるのは僕にとって大きなプラスになると思うし。僕はこれらの土地の音楽の熱烈なファンなんだ。ブラジル、アフリカ、インドには行ったことはないし。ぜひ行きたいね。
HT: そういった場所に近々行く計画は?
SK: いやいや、ないよ、でもいつもそれらは頭の中に浮かんでくるだろうね。インドに僕のファンがいるんだよ。驚きだよな。ニュージャージーか、ボルティモアで演奏している時にインドから僕のファンだって人達が来てさ、彼らはただただ来たんだよ。んで、ニューデリーでプレーしてくれって言うんだ。彼らはマジで僕にインドに来てほしいんだよ。僕も行きたいね。ブラジルはちょっと最初にしちゃ短絡的すぎるかもね。
HT: このツアーではアコースティックギターは演奏する?
SK: 会場によるな、だから臨機応変にね。ちょうどいい大きさのハコじゃなきゃいけない、それにじゅうぶん静かでなきゃね。それこそ本当にやってみたいな。ただ、場違いなものであってはダメなんだ。薄暗い場所で土曜の夜に踊り狂うオーディエンスの前にしてだよ、「静かに」なんて言いながらみんなで落ち着きましょう、なんてのはおかしいでしょ。ツアーの途中で、もし協力的な会場があれば、考えてみるかな。多分フレットレスを演奏するか、アコースティックか、ハワイアンギターがいいかな。
HT: さっきハーモニクスとマイクロトーンのことを言ってたよね。あなたがバンドで演奏するのを10年かそれ以上聞いてきた人にとって、あなたの今の演奏の中にそういった研究の成果から何をきくんだろう。
SK: ぼくはそういったセンシティブな人達は、もっと音楽的に熟した形で音に接しているんだと思う。で、多分もっと感情と音とが結びついているんじゃないかな。僕にとってはそう感じるだけだよ。僕の研究がどんどん自分の中で進むにつれ、自分が何をしているかということについて自覚的になってきたと思う、それででもっと確実にクリアになってきた。Friesellなんかも、それこそそんな一人だと思う、僕が大好きなインド音楽なんかも。そんな部分が音から聞こえてくるよ。でも優れたシンガーは僕が言っていることはわかるはずだよ。かれらは、ここという場面でそうでなきゃならないピッチで、ぐっとくるイントネーションで歌うんだから。
ぼくはそれに取り組まなきゃならなかったんだ、いつもフォーカスを絞ってさ。たぶんほかの人たちはそのことにそれほど自覚的じゃなかったり、そうじゃなきゃあんまり正確なアプローチをしていなかったりね。Neil Youngを聞いたことがある、かれの声をきいた?
かれは確実に彼が意図したことを歌っているよ。オペラにおいても同じ意図を聞き取ることができるよね。それは単に偶然じゃないんだよ。技術的に話すとより細かな解析度でよりよい筋肉の技術で出された音に聞こえるはずだよ。僕は今はとっても小さな調整であるべき場所に音をもっていくことに慣れたよ。これは細かな精製とでもいうようなものさ。
HT: あなたの音楽への興味や影響はとてもワイドにみえるけど、人を驚かすような影響はある?
SK: ポルカ。
HT: 本気で?
SK: (笑いながら)ほんとだよ。僕はポルカが好きだよ。イタリアンポルカよりドイツのやつ。僕はそれをいっぱい聞きながら育ってきたんだ。それに妻はスイス人でね。そこではいつもTVでLederhosen MTVみたいなタイプのものがやってて、アルプスホーンみたいなのとかで、ポルカをロックしてんだ。すごいよ。僕はポルカは何の問題もないよ。
HT: 探して見てるの?
SK: もしTVでポルカがやってたらさ、「全然問題ないよ」みたいな。アコーディオンは楽器自体、大ファンだからね。
HT: 今月の初めLes Paul Mondayで演ったじゃない、New YorkのIridiumで。Lesとは会ったことある?
SK: いや一度もLes Paulに会ったことはないよ。でももし会えてたら素晴らしい事だよね。僕はこういう名声がある人と会うのは結構恥ずかしくなるタイプなんだ。ギグそのものは暴動のようなもんさ。何を求められているか全然分からなくって。でもそのギグがお決まりなものとか、さて現場に行って「このLes Paulの曲とこのLes Paulの曲と」みたいに選んで、みたいなやり方もいやだった。そんなやり方は、僕にとってはLesに無礼なように感じたんだ。で、結局はブルーズ、とかファンクのような、まっすぐなジャムになったんだ。ドラマーはいなくてね、ベースだけで、マジで楽しかったな。
HT: 旅立った伝説のプレーヤーといえば、Levon Helmとは演ったことある?
SK: いやLevonとは一度もない。でも一緒にやれたとしたら、楽しめただろうな。僕は彼がバンドで関わり合いになった連中と、より多くの時間を過ごしてたと思う。あれは素晴らしいバンドだったな。
HT: ここ数年のバンドに後戻りしたりすることはあると思う?特にCrazy Engine。
SK: ない。それはない。前にも言ったように、これらのバンドから得たものはあの時に深いレベルで考え抜かれたもので、それは今ここで起こっていることとは違うんだ。今やっていることは、今だからこそできるもので、それこそが僕の興味の対象なんだよ。
HT: 次に何をするの?このツアーが終わった後。
SK: んーわかんない。息子Johnと僕は一緒に演奏し続け、家で仕事し続けるだろうね。多分一緒にレコードでも作ってみるかな。でまぁ、バンドも。多分ギターとドラムだけになるだろうけど。彼はコンピュータに詳しいんだ。曲を作ったりね。時々ぼくがギターを重ねたり、ベースをやったりするよ。彼とはデュオの形だとしっくりくるね。かれはチェロプレーヤーのTrevor Exterとデュオのバンドをやってるよ(XVSKのこと)。
HT: 彼らはこのツアーのいくつかのショーでオープニングアクトを務めるよね。
SK: そう。僕らと一緒にツアーするんだ。
HT: Johnとプレーするのについちゃ、何が好きなの?
SK: 僕が思うに彼はとても音楽的なんだ。とても熱心に聞いて素晴らしく華麗にバランスよく演奏するよ。彼は音楽的にはオールドソウルを持っているね。とても気持ちがいいし、これは僕の子供であることは関係なく、あいつはいいミュージシャンさ。楽しいことだらけだよ。

04/23/2012 Steve Kimock w/ Les Paul Trio @ New York (Webcast) |
[ 2012/04/24 ]
寝耳に水のライブキャストアナウンスメント。
Facebookにキモック自身がポスト。
今日の8時と10時のステージ。西海岸は5時と7時。
Iridium Jazz ClubというLes Paulの根城だった場所だ。
Les Paul Trioと一緒ってことで、聞いたことなかったけど、あのレスポールのバンドだったら間違いないだろう。
二つのショーとも前半20分くらいはLes Paul Trioだけで演奏。
美味い。実に美味い。
Les Paul TrioはNeil Jason:Bass, John Coliani: Piano, Lou Pallo Guitar
上品なジャズ。そんで、なによりギターが際立っている。
トレモロ、ディレイなんかがきれいに散りばめられたキラキラな音。そしてリヴァーブがまた素晴らしい。きれいな飴細工を見ているようなレスポールのあの音が見事に再現されていて一発で好きになった。
1セット目
何曲かやってからキモック登場。
この前のコロラドランで初登場した’68 Gold TopのLes Paulを持って現れた。
いわくつきLes Paulだ。キモックドットコムのビデオでいっていたやつ。
このLes Paulは11歳かそこらのスティーブが初めて手にしたギターだそう。ある時その人がギターを手放すことになって、eBayにオークションに出した。それを目にしたスティーブは彼に確認したら本当にそのギターだった。結局大金を払って最近買い戻して自分のものにしたようだ。
どうであれ、
なんだかぎこちない。バンドとあまり噛み合っておらず、やっぱこんなコテコテジャズバンドとじゃかなりきついかなと思ったりもした。
トリオのほうもトリオのほうで腹を探っている感じ。「このキモックってやつは何者だろう」という雰囲気が音から聞こえてきた。
そもそもレスポールマンデーということで、レスポールの名誉を称え毎週さまざまなジャンルからゲストギタリストを迎えて演奏するという趣向で、今までもJeff Beck, Steve Miller, Ted Nugent!あたりがこの企画に参加しているようだ。
それが今回はキモックというわけだ。
セットリスト.
Nana’s Chalk Pipe w/ Les Paul
Many Rivers To Cross w/ Jazzmaster
Sun Sun Sun w/ Les Paul
Sleepwalk w/Jazzmaster
そいやぁ、Martine Fierroのヒスパニック系の消防士がなぜNYの消防署にいないかのジョークなんかもいってたな。
2ステージ目でようやく火がついた。
Nana’s Chalk Pipe w/ Les Paul
Many Rivers To Cross w/ Les Paul
Sun Sun Sun w/ Jazzmaster
You Are the One w/ Les Paul
Sleepwalk w/Supro
encore
Soul Roach w/Les Paul
一曲目のChalk Pipeでピアノがはじけた。ガンガン、好戦的といってもいいくらいに煽るピアノが心地よかった。で、Steveとピアノのバトルが延々と続いた2ステージ目だった。
ドラムがいないのでギターとベースがリズムセクションのように働き、ピアノにスペースを与えているといった感じ。
ギター対ギターという形にはなりにくい、スティーブのプレイスタイル上。
今まで僕がきいた中でスティーブとギターバトルが成りたっていたのはLittle FeatのPaulだけだった、コロラドのフィルモアでのPhil and Friends。Barry Slessとも合わず、私にはTreyともかみ合わずのように聞こえた。
どちらかというとみんなSteveにスペースを譲る形になる。それかかっちり領域を分けてソロをするという感じになってしまう。溶け合いにくい音なのだろうか。そうかもしれない。
それが今回のピアノはいら立っているかのようにバトっていた。武器は音階を駆け上るような早弾きしかないんだけど、とにかく面白いくらいにガチンコで。人によってはあんなのダメって言うだろうけど、個人的にはとても楽しめた。
あれでいい、緊張感も含めて気持ちいいんだから。
Soul RoachはFur Peace Ranchに行った時に教えてもらった曲で、単純にここでまた聞かせてもらうことができて嬉しかった。
仕事しながらの耳だけライブだったのだけど、素晴らしかった。数時間仕事にならなかったというのは言うまでもなかったですな。
んーよかった。

4/20/2012 村八分 |
[ 2012/04/21 ]
ステージに向かって左側、二列目あたりか。
フジオさんがいないところをみると、再結成村八分。
チャー坊は別段チャーミングでもなく、見た目を気にしているわけでもなく、単に柴田和志さんである。ニュートラルな表情だが、そこには妙な緊張感がある。思ったより健康そうで、以外に丈夫な感じが昔喧嘩強かったんだろな、という印象を受ける。
「こんな夢を見た。4/20」
一曲目は何だったか忘れたが、二曲目に「草臥れて」。
イントロからうたに入ったあたりで、涙が出てきてとまらなくなる。
この曲には弱い。
次の曲は知らない曲だが、隣にいた40代位の男が「なんで泣いてんの」というので間髪いれず「泣いてて悪いの」と言う。
すると斜め前にいた白いシャツのこれまた40代位の男が、僕の胸ぐらに掴みかかってきて「結局おれたちは村八分を聞きに来たんだよ」とすごんだ。
するとすぐにその男「これ、さっき○○さんにはウケたんだけどね」といって、横のやつに笑っている。
気分悪いが、よくわからないので何も言わず黙っていたら、横から悪かった悪かったとジョイントがまわってきた。
仕方がないので一服して、白シャツにまわすと深く吸いすぎてむせている。
ザマぁみろ。
みんなで徒党組んで見に来るようなバンドかよ。
チャー坊は客席に降りて、向こうのほうで何かしている。
裸の女の人なんかも踊ってたりしてて。
そんなところで目が覚めた。
つけていたアイマスクをとると、ここベイエリアは晴天。まぶしい光で眼が一瞬つぶれた。
4/20のきついシャレだなぁ、柴田さん。ホントきついシャレだよ。
18年前、1994年の4月25日。柴田さんはひとり静かにこの世を去った。
合掌。
フジオさんがいないところをみると、再結成村八分。
チャー坊は別段チャーミングでもなく、見た目を気にしているわけでもなく、単に柴田和志さんである。ニュートラルな表情だが、そこには妙な緊張感がある。思ったより健康そうで、以外に丈夫な感じが昔喧嘩強かったんだろな、という印象を受ける。
「こんな夢を見た。4/20」
一曲目は何だったか忘れたが、二曲目に「草臥れて」。
イントロからうたに入ったあたりで、涙が出てきてとまらなくなる。
この曲には弱い。
次の曲は知らない曲だが、隣にいた40代位の男が「なんで泣いてんの」というので間髪いれず「泣いてて悪いの」と言う。
すると斜め前にいた白いシャツのこれまた40代位の男が、僕の胸ぐらに掴みかかってきて「結局おれたちは村八分を聞きに来たんだよ」とすごんだ。
するとすぐにその男「これ、さっき○○さんにはウケたんだけどね」といって、横のやつに笑っている。
気分悪いが、よくわからないので何も言わず黙っていたら、横から悪かった悪かったとジョイントがまわってきた。
仕方がないので一服して、白シャツにまわすと深く吸いすぎてむせている。
ザマぁみろ。
みんなで徒党組んで見に来るようなバンドかよ。
チャー坊は客席に降りて、向こうのほうで何かしている。
裸の女の人なんかも踊ってたりしてて。
そんなところで目が覚めた。
つけていたアイマスクをとると、ここベイエリアは晴天。まぶしい光で眼が一瞬つぶれた。
4/20のきついシャレだなぁ、柴田さん。ホントきついシャレだよ。
18年前、1994年の4月25日。柴田さんはひとり静かにこの世を去った。
合掌。

04/18/2012 Stu Allen & Mars Hotel @ Ashkenaz |
[ 2012/04/21 ]

JGBのギタリストStu Allen。去年にお子さんが産まれてJGBから抜けた。
そりゃそうだ。JGBはハードコアなツアーバンドとして有名で、あんなツアーをしてりゃ子供と一緒の時間なんて無理だろう。
というわけで、ローカルに音楽活動を続けている。そのバンドがMars Hotel。ベタなネーミングだね。笑
このバンド、結構毎週Ashkenazやっている
水曜日の夜。オーディエンスはほどほどな入り。いい感じの雰囲気だ。
できかけのシーンといった感じ。
みんなリラックスしていて、領土争いみたいなのもない。
いいバンドだとは思うけど、出てくるものがJerry Garcia BandかGrateful Deadの曲しかない。
それだけを求めて楽しむにはとてもいいバンド。
下手に実験をしたりしないし、安心して見ていられる。
古典落語を聞いていると思えばいい。
確かに心地いいし、何より踊れる音楽として機能している。
ただ私に言わせりゃ、ロックは古典芸能とは違っていつも変化していくものだし、自分をでっち上げることによって育ってきたものだと思うので、周りの目を恐れない確信犯なバカで正解なんであって。つまりは私の思うロックミュージシャンの在り方とは異なるところで動いている人たちだ。
と偏屈なゴタクを並べてみてもね、こういう路線の人たちは強い。なんせ職人なんだから、「お前よりおれのほうが上手くギター弾けるだろ、ジェリーに近いだろ」と来る。ただそれでおしまい。「でも、お前よりジェリーの方が上手いし、あんたはジェリーでもない」と言ってしまいたくなる。
こんなグチャグチャ言うのならそんなコンサート行かなきゃいいじゃないかと言われるだろうけど、行く。さっきも言ったが今はもう聞けない、好きな音楽をライブでやってくれるバンドだからだ。つまりはDeadの音楽としては、ファンクションしているからだ。
もちろん細かく聞けば全然違うけどね。
リスナーとしての自分と、音楽をやる自分との葛藤みたいなのがここにあって、ここでこんな自分勝手な分析をさせてもらってます。
すんません。

04/07/2012 Grandpa Banana's band @ San Geronimo Valley Community Center |
[ 2012/04/08 ]
昨日が動のステージとしたら、今日は静。
昨日がブルーズで今日はフォーク/ブルーグラス。
ジャンルとしてキャラが出ちゃってるってのがすごい。
Bananaという人は本名をLowell Levingerというマサチューセッツ出身の元はブルーグラスミュージシャンだったそうな。バンジョー、ピアノ等いろいろな楽器をこなすことができるミュージシャンで、後にThe Youngbloodsというバンドを結成。”Get Together”がヒットし1967年にバンドは活動拠点をニューヨークからSFベイエリアに移す。
バンドが空中分解した後、バナナは20年にわたってMimi Farina(Joan Baezの妹)のキーボードとしてサポート。Dan Hicks(この日のギグの前日はSFでDan Hicksとギグだったみたい)、Barry Melton, David Grisman等地元のミュージシャンたちとつるんで今に至る。
今回はCDリリースパーティということで。
このCD ”Even Grandpas Get The Blues”もベイエリアコネクションが詰まってまして、Barry the fish Melton, Terry Haggerty, David Grismanの他、Zeroで一緒だったKimock, Bobby Vega。そのほかにもRy Cooderが参加。
まだ聞いていないのだけれど、悪いわけないですね、このメンツじゃ。
肝心のショーはというと、数年前に中庭でKimock&Antonのショーがあったコミセン。
ただ今回は屋内の会議室みたいなこじんまりとしたホール。
小さな手作りステージにこれまた小さなPA。椅子は80から100位あったかもっと少なかったよな。
今回も遅刻でファーストセットは見られずセカンドセットから。
5 string tenor guitarというみなれない楽器を持ったBanana、mandolinのDavid Thom, bassのSam Page、という三人編成。
トラディッショナルなフォーク・ブルーグラスな曲。それに温かみのあるBananaの声というのが絶妙なマッチで、非常に癒されました。
Bananaの声は非常に特殊な声だと思う。
フォーク的な温かみがあると同時に、ガツンとドスがあるブルージーな声も出せる。
私も妻も個人的にこの人の声が大好きで、事あるごとにBanana Banana言っているのですが、今回も彼を最前でみられて大満足
ギターも前から思っているんですが普通のギターではなく変速チューニングで普段弾いている為でしょう、非常にプレイスタイルがユニーク。フィンガーピッキング。
今回はアンプは無しで、全員マイクで音を拾ってPAから出す。確かに前日のような踊れや叫べやのロックショーではないので、ガンガンに音を増幅させる必要もなし。
ちゃんとした曲をちゃんとした音で出していれば通じるタイプの音楽ですね。
見に来ていたオーディエンスも私のような、長ひげ+長髪+furtuhurフーディーという、ホームレスヒッピールックの人はほとんどいず、白髪でちゃんと髪もセット。襟付きのシャツをジーンズにちゃんと入れ、靴もちゃんと。みんなちゃんとしている60〜の紳士淑女たちで、昨日とはまた違った意味で浮いてましたが、ま、それはいいや。
バンドメンバーも話してみると非常に柔和でいい人達で、こういう「誰とでも話せる」的な手作りショーは本当に心地が良くまた行きたいなと思いました。
追記:
今new album聞いていますが、渋すぎー。
マジでかっこいいわー。
こんなすごい人が埋もれていっちゃ、本当にもったいない。
どうにかして音源アップできないかなー。
ナマで見られて本当にあたくしは幸せ者ですわ…





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