カリフォルニア州在住のスティーブ・キモック、グレイトフルデッドファンが、あんな事こんな事。いろんな事、書きます。

It's up to you 〜Steve Kimock freak's diary〜

1/14/2011 Moonalice @ Ashkenaz

今年一発目のショーはMoonalice。
このバンドはもともとは90年代後半に活動していたFlying Other Brothersの残党たちが組んだバンドで、もともと母体がDead周辺の寄せ集め的バンドであったのが、ちょっとソリッドになってきて名前を変えたみたいです。
はじめてみたのMoonaliceのショーが3年くらい前だったと思うから、結構コンスタントに活動してきたみたいですね。
メンバーは
Roger McNamee (Vo, G, B)
Ann McNamee(Key, Vo)
Pete Sears(B, Key, Vo) 元Jefferson Starship, Hot Tuna, Phil, David Nelson。何でもアリな英国人。
Barry Sless(G, Pedal steel) Phil and Friends, David Nelson bandのギターグル
John Molo(Ds) Phil and Friends, Kimock, The Other onesの鉄人ドラマー

もちろんBarry, Pete, Johnが目当て。
数年前に見た時はG.E. Smithがギターで、バンドとして焦点が全然定まっておらず、「何がしたいんだろ」という感じだったのであんまり熱心に追っかけなかったのですが。
いやぁ、今回は良かった。
フォーカスは完全にBarryだったんですね。
わたしはPete SearsとBarry Slessのインタープレイを見てちびりそうになりましたよ。
KimockとVegeを思い出しました。

Barryの機材はScott WalkerのguitarにTwo Rockのampという、極めてKimockのそれに似ています。
Scott Walker Guitars
http://www.scottwalkerguitars.com/
Scott Walkerのギターの音はJerry Garciaのギターととても似ています。Jerryのギターと言っても70年代に使ってたWolfじゃないです。
Tiger,Rose budの音です。80年代後半〜の音。
で、何が似ているかと言うと、あのピックが弦に触れる瞬間のアタック音です。たとえば洋服のそで口にフリルだとかレースだとか付いていますよね。
Scott Walkerのギターには必ずどの音にも、あの華麗なアタック音が付いてきます。フリルやレースのような、プラスティックな感じの。
個人的にあの華麗なアタック音はJerryの専売特許だと思っているので、別の人が弾いても100%ファンというわけではないのですが、やっぱりBarryが弾くととても美しいですね。

ちなみにKimockの華麗なアタック音はPhil and Friendsのライブレコーディング「Love will see you through」の数曲で聞くことができます。たとえばDuplee's diamond Bluesなんてモロですね。
ただKimockはあんまりこのギターを弾きません。多分使用頻度でいえば一ショーの中で10%〜15%くらいじゃないでしょうか。
私はやっぱキモック氏の場合はクリーントーンがズトーンとくるWhite lipstick stratか、Explorerじゃないかなと思います。

どうであれ、Barryの武器は普通のギターだけじゃなく、むしろペダルスティールにあるんじゃないかなと思います。
この尋常じゃないくらい演奏の難しい楽器を完璧にこなせるギタリストはなかなかベイエリアでも見ることはできません。
Barryの他にこれは見事だと思ったのはNew RidersのBuddy Cageくらいですね。しかしこんな宇宙を見ることができるようなペダルスティールを弾けるのはBarryだけでしょう。

また追っかけるべきバンドが一つ増えました。

12/31/2010 Izabella @ Marylin's

ニューイヤーズ。
2010→2011は毎年恒例のBill Grahamでのデッド関係のショーはスキップ。
サクラメントの小さなクラブMarylin'sで迎えました。
ド派手な演出は一切ないのは、実はちょっと寂しいものがありましたがまぁそれもいいでしょう。
Izabellaというバンドはどうなんでしょう。
http://www.izabellaband.com/news/
あんまり知られていないバンドかもしれませんが、私はこのバンドの巨漢Guitarist、Sean Leheさんがツボなのです。
音楽的にはファンクあり、ブルースあり、カントリーあり、昨今よく見るごった煮のバンドなんでしょうが、どんな曲をするにしても「Seanさんのギターワークを中心に」という感じに聞こえました。

唯一、Michael Jacksonのカヴァー、Billy Jeanだけは、シンガーの人あってこそって感じがしました。
話がそれますが、このBilly Jeanは凄かった。こんな忠実に再現できるものなのか〜、と。
そもそもMichaelのカヴァーってのもアリなんだなと。
バンドメンバー全員が若いのにものすごくスキルがある。

Seanのギターはとても訓練のあとが見られる感じで、Kimockのような狂気がかったベートーヴェン的「神」ギタリストでもなく、Jerryのような「おれは楽しんでやってきたのだよ、ちょっとくらいのミスは愛嬌だよね」なギタリストでもない。
タイプ的にはかなり前に紹介したChris Rossbachに似ています。
ちゃんと毎日スケール練習して、よいギタリストになるために通るべき道をちゃんと通ってきた。だから上手く聞こえて当たり前のギタリストです。
またこの人は前に挙げたギタリスト達同様、マジックをおこせるギタリスト。
今年はこの人もおっかけます。
後でiPhoneで録画した動画もアップする予定です。
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kochan

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