カリフォルニア州在住のスティーブ・キモック、グレイトフルデッドファンが、あんな事こんな事。いろんな事、書きます。

It's up to you 〜Steve Kimock freak's diary〜

05/13/2013 Santa Rosa Symphony @ Green Music Center

昨日Telstar!のチケットを回してくれたデッドヘッドのロビン。
彼はチェリストであるという事は知っていた。
彼とショーの後話していたら、自分が演奏しているシンフォニーが明日サンタローザでリサイタルがあるという。
ゲストリストにのせとこかというので、シンフォニー好きな自分は有無を言わさずよろしくお願いした。

シンフォニー好きとはいってもチャンスがあれば行くくらいで、むしろお金があればキモックその他の方に使ってしまうので、色々な音楽を聴くチャンスとしてはとてもありがたい。



1時間かけてたどり着いた会場はとてもかっこ良かった。
大学内にある会場なだけにかなりアーティスティックな感じ。
木の温もりがあって、光の取り方もちゃんと意図されたものと感じられた。

Russian Passion and Power
conductor; Bruno Ferrandis
ムソルグスキー 歌劇『ホヴァンシチーナ』
ラフマニノフ 『ピアノ協奏曲第二番』 solo; Olga Kern
ショスタコーヴィッチ 『交響曲第十番』

遅刻したのでムソルグスキーは聴けず。
でもラフマニノフとショスタコーヴィッチはがっつり楽しみました。
それぞれの楽器の音の重なり、そしてバランスがとても耳に優しい。
しかも何人舞台の上に居たか。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、オーボエ、クラリネット、バスーン、ホーン、トランペット、トロンボーン、チューバ、ティンパニ、パーカッション、ピアノ。
それぞれのプレイヤーの動きは見ているだけで全然退屈しない。
腕利きのプレーヤーが一堂に集まって、ものすごい難解な何十年何百年も前に紙の上に残された曲を一緒に演奏する。
ロマンチックー!! と思う。

ベートーヴェンの運命「ダダダダーーーン」の様なキャッチーな曲ではなかったためか、すごい事に正直何一つとしてメロディーが頭の中に残っていない。笑
でも気持ちがよくて仕方ないという、感覚はくっきりと残っている。
素晴らしい会場で、素晴らしいものを聴かせてもらった。
ロビンには大感謝。

05/12/2013 Telstar @ Terrapin Crossroads


友人のロビンが一年以上前に取ったチケットが「今日だけどテラピン行く?」と棚ぼたで急に回ってきた。
誰がプレイするのかわからないけど、出かけてみることに。
「誰がプレイするの?」
「Telstar!」
「...(ふーん知らない)」
ぐたぐたに疲れていた事もあって、かなーり「テンション:低」な状態でテラピンへ。

テラピンのサイトを見てみると、
Come on down for a special night of Improvisation and Psychedelic music with Phil Lesh, John Kadlecik, Joe Russo, Jeff Chimenti, & Anders Osborne! とあった。

Johnは言わずと知れたFurthurのギターで元々はDSO。
Joe Russo, Jeff ChimentiはFurthur。二人とも今後キーパーソンとなるでしょう。すごいわ。
Anders Osborneは初めて見たけど、かなりワイルドで使い込まれた感じの風貌とは相合わず、ものすごく腕が確かなギタリスト。


どんな感じだったか。
即興。
2ndアルバムをがっつり目の前でやられた感じ。
実際にThe Other oneもジャムに入ってきたし、そういえばDark Starもやってたなぁ。
決めるべき場所でPhilがいつものようにマイクでモニターを通してバンドに指示を出していた。
そういう意味じゃ完全に即興ではないけど、大枠の流れ以外はインプロヴィゼーションだったと思う。

弦楽器には変なエフェクトがかかっているし、Philがたまにボーカルというかチャントがはいるんだけど、それもフェイザーがかかっていたりする。
パンはかかってたかな。
全体を引き締めてたのはJoe Russo。この人は凄い。目の前にはPhilを含め腕利きミュージシャン4人。
それで、あそこまでジャムで仕切れるドラマーはいないと思う。
あとJeff Chimenti。この人は本当に何でも来いで、やっつけちゃう。Jeff Chmentiは誰とどのバンドに座っていても必ずJeff。
色々な音楽を演ってもちゃんと演奏できて、でもそれに埋もれてしまう事なく、たとえジャムが変な方向へ行ってしまっても、最終的にはJeffのやり方でちゃんと処理する。自分で言っててもよくわからんけど、すごいのです。
ライティングもかなり確信的にやっているっぽかった。
レーザーとか最近のクラブのようなプラスティックなライティングこそないけど、色がしっかりしたしかも原色でばっちりくっきりした感じが「サイケ」だった。

まさしく広告に偽りなし。
こんながっつりとインプロに取り組むPhilは初めてみました。
コンピュータを置いて音をいじったり、


彼の目の前にある機材のノブを上げたり下げたりして自分の声をコントロールしたり、


フィードバック!


多分Deadははじめこんなだったんじゃないかなー。Live Dead以前の話。70年入るか入らないかの頃の。
Workingman's Dead、American Beautyで整った感じになる前のDeadの姿が、なんとなく垣間見えたショーだった。
混沌としていてケイオティックで。実験的で、先進的で。言葉を重ねていけばキリがない。
でも凄いことが目の前で起こっている事だけははっきりわかる。とても楽しいけど、本当に重い。

曲はあるモーメントを感覚で持って切り取って表現されるものだとしたら、
昨日のTelstarは本当は地続きで何でもありなモーメント達を、全くフィルターかけずに垂れ流し状態でオーディエンスの前にバーっと散らかした用な事だったと思う。
美しい瞬間もあれば、トゥーマッチな瞬間もあった。
でも全体で見たら、気持ちがよい事この上なかった。


機材の事をもっと見たかったし、何が起きているのかちゃんと観察したかったけど、ショーが終わった時にはそんな事どうでもよくなってしまっていた。笑
このショーの録音残ってないかなー。聞きたいなー。

04/30/2013 Randy Craigs Trip @ Cafe Trieste Berkeley



今回は久しぶりのこのショー。
今年に入ってこのグループ、見ただろうか。覚えがない。
去年までは毎月ルーティンになっていたんだけど。
でも彼らは何も変わっていないどころか、地道に少しづつよくなってきていると感じた。

こんな人たちが身近にいてくれたらなと思う。
腕利きのミュージシャンがただただ楽しむために集まり、音でコミュニケーションをとって、そのケミストリーを数時間楽しんで。
また次いつやろうかと話し合い、サラッと自分の家に帰っていく。
その間中、ジョークと「ガハハハ」という大きな笑い声だけ。
エゴ、野心、嫉妬といったストレスファクターはどこにもない。
ただただ今を楽しんでいる事以外聞こえてこない。
モーティベーションがシンプルであればあるほど、いいみたい、音楽に関しては。

あとRandyさんの書いた曲がすごく好きだ。
どの曲もくっきりしっかり描かれている。
うまく表現できないが、誤解される余地がない風格のある曲。
トラディショナルか、と思うくらいな。
テイストとしてはジャズです。
んーだめだ。
いつかちゃんとした形で彼らの曲どこかにアップできれば話は簡単なんだけど。
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kochan

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