カリフォルニア州在住のスティーブ・キモック、グレイトフルデッドファンが、あんな事こんな事。いろんな事、書きます。

It's up to you 〜Steve Kimock freak's diary〜

Steve Kimock の世界 〜あの時と今〜: Hidden Track 5/2/2012

Hidden Trackを訳しました。
かなりの意訳もあります。すみません。でもニュアンス的には合ってることを祈って。。。
エンジョーイ。


http://www.glidemagazine.com/hiddentrack/ht-interview-the-then-now-world-of-steve-kimock/


Steve Kimock の世界 〜あの時と今〜: Hidden Track 5/2/2012
Chad Berndtson

予定されていた時間より少し電話が遅れてしまったが、Steveは全然クールだった。彼が必要だったのはシリアルを準備するたったの10秒。
「これは何?ん?Gorilla munchとHoney Nut O’s?これはさ、特別ミックスなんだよね。ここに4歳になる誰かさんがいるからさ。」
「誰かさん」はキモックの一番下の息子、Ryland Cazaderoで、どうして彼はこんな何の変哲もない木曜日の昼飯時に美味しいシリアルを用意しなければならないか。Rylandはなもできないからだ。

「彼は完全に愛らしい、ちっちゃな脅威だからね。」とキモックは笑う。キモックの四人の息子、John Morgan 22歳、Miles 18歳、Skyler Joe 8歳、Ryland 4歳、この中で一番若いRylandについてのことだ。

とても愛され人気のあったツアーバンド、Steve Kimock Bandをリタイアする際、「家族」はキモックの決断に大きく影響した。SKBはいまだにキモックの魔法のようなギターを最大限に反映したユニットだ。しかし56歳になってもキモックはステージから一向に遠のく気配はなく、SKB分裂後もRhythm DevilsやMark Karanの回復待ちのRat Dogに参加したり、彼の古いバンドZeroの再結成、Crazy EngineでMelvin Sealsとはちゃめちゃやったり、数多くの一回ぽっきりの企画もの、ゲスト出演などなど、見る限り果てしない様々なミュージシャン友達とグルになってやってきている。

しかし今回のスプリングツアーを魅力的にしているのは3年ぶりのフルスケールバンドツアーであるということだ。水曜日(5月9日)にはじまって、ノースイースト、ミッドアトランティック、ミッドウェスト、サウスイースタンにまでおよぶ。ペンシルヴァニアはBethlehem がキックオフ、で、次のブレイクまでに、かの有名なBrooklyn Bowl(5月11日)、シカゴの Bottom Lounge(5月19日)、ナッシュビルのExit/In(5月22日)、ワシントンDCのHoward Theater(6月4日)とまわる。

Kimockと今回一緒にヴァンに乗るのはKeyboardのBernie Worrell、 DrumsはWally Ingram、 4日間BassにReed Mathis。Mathisは5月12日のポートランドとメインを一緒にまわり、 Andy Hessがそののち添えとして二日後のボストンでバンドと合流。その後のショーはAndyがBassを務める。

私たちはカメレオンのようなしかしいつもフレンドリーなキモックにどんな具合か、最新の情報を聞き出した。もしあなたが目を細めてじっと凝視すれば、その地平線上に彼の次のプロジェクト、ファミリーアフェアとでも言おうか、が見えてくるかもしれない。

HT: 2006年まであなたがやってたSKBにさかのぼると、あなたは結局のところ一つのグループに専心しているように見えたけど、それに対して、今は数多くのプロジェクトで誰が一緒かってのも一貫性がないよね。こんな風になると正確に見積もってた?

SK: うん、ある意味では。状況に応じてって感じかな、思い描いていた事というよりは。あのバンドの後、あまりツアーをする気にならなかったんだ。いっぱい日程をこなしていく金もやる気ももうなくなって、家族とただ家にいて過ごすのがとても楽しかった。でもたった一つのフォーカスがなかったってのも確かにそうで、何も見えてこなかったんだよ、かなりの間ね。音楽的にはそれ以来色々なところにいったと思う。バンド以外の他の事に焦点を絞りたかったんだ。

HT: それはどういうこと?

SK: これはかなり内省的な事で、本当に特定のハーモニーやソロのチューニングの種類のことで、パフォーマンスしている時には使えなかったものでね。それは多分後々基礎になるような部分の事じゃないかな、でも最終的には今取り組んでる、とても細かいトーナリティーのことについて現実的にわかるようになって、多分演奏という形か、そうじゃなきゃ作曲という形で外に出てくるんじゃないかなと思う。ロックンロールとエレクトリックフレッティングに真正面から当たっていってるときはどうしても、やれることに制限が出てくるからね。SKBの時は全く一度もフレットレスギターを使わなかったんだよ、スライドもあんまり。

HT: どうしてこのグループをひきつれて、大規模なツアーをすることにしたの?どうしてこのバンドで?

SK: いい質問だね。よくあることで、僕と一緒に演奏できる人、演奏したい人を探して、あと当然のことみんなで国中を運転して回ることができるか。これはぼくの友達仲間の一団なんだ。Bernieと一緒に働けるってのはいいな。彼は優しいし。Wallyもいい人だ。彼らは素晴らしいよ。やつらはこんなことを僕としてくれるくらいクールなんだよ。

HT: じゃ、こんな事するよって言だして、あとはロジスティックの問題?つまり「誰の予定が空いてるか」っていう。

SK: そうそう。結局計画立てたというよりも、タイミングとめぐり合わせみたいなものでさ。いろいろな出来事が重なり合った感じでなきゃいけない。たくさんの演奏するオファーがあって、たくさんの人が僕がどうなっているか興味がある。で、次にみんなのスケジュールに穴がないか探し始める。こんなこと言うけどね、たった一年前はこんなことすらしたいと思わなかったんだよ。なぜなら僕は家族と一緒に家にいてアコースティックギターをもっぱら弾いているだけで幸せだったんだから。まぁ今でもはっきり言ってそうなんだけどね。でも、いくらか外で演奏したいと思ったんだ。

HT: どんなマテリアルを選ぶ?このバンドのために。

SK: まだ現時点ではあんまりこういうのってのはない。とくに曲についてわくわくするのは、一緒に十分長い時間演奏するでしょ、そうするとセットリストの中にこんな曲があったらいいなというような感じで、曲を書き始めるようになる。1週間か2週間ツアーして、なんかジャムった後に「こんな曲が要ったんじゃない」みたいな。そんなかんじで、曲ができはじめるよ。掘り下げる作業だね。

HT: ツアー中はそんな感じの曲作りをいつもしてるの?即興的に?

SK: うん、普通の人たちよりはね。ただ一回きりで一緒に演る時とは反対にステディーなグループと一緒だとそれぞれの傾向が解ってくる。何が得意で、何が出てくるとホットになるかがわかるでしょ。それでそれを最大限に生かす方向にエネルギーを傾ける。僕が思うに、素晴らしいものはそれぞれの特質を生かした時に出てくるものだと思う。

HT: ツアーが始まる前、傾向として、このラインアップはどうな感じになると思う?とくにツアーの始まり、Reed Mathisのラインアップについて。

HT: んーわかんない。彼が現れた時、彼がどんなスペースにいて何をするかによるよ。彼と一緒に演った時、彼は完全にぶっ飛んだ世界にいた時もあったし、また、完全にまっすぐな感じのプレーをするのも見たことあるしね。

HT: じゃ、Bernieは?長い間彼とはプレーしてきたでしょ。どうなるか、想像できない?

SK: まぁね。バーニーについてはよく知ってるよ。彼はカットアップに長けていると思う。彼は素晴らしいユーモアセンスもあるし、とても音楽的にも深いよ。一緒に演奏するのがとても楽しい。彼はReedとは一緒にプレーしたことがないんじゃないかな。うまくいくと思うけど。

HT: 今まで演奏したことがないプレーヤーで、誰と一緒にプレーしたい?

SK: (長い沈黙) Bill Frisell と一緒に演奏できるチャンスがあればと思うよ。彼のプレーが好きなんだ。彼は素晴らしいよ。でもね、いろいろ考えてるけど何千万もの一緒に仕事したことのないシンガー達がいるからなぁ。
結局のところ何かもっといろいろなことがしたいんだと思う。バンドを背負う負担なしに旅してね。アフリカに行って演奏してみたいな。ブラジルかインドもいいだろうね。大きな視点でとらえれば、直接彼らの音楽文化に触れるのは僕にとって大きなプラスになると思うし。僕はこれらの土地の音楽の熱烈なファンなんだ。ブラジル、アフリカ、インドには行ったことはないし。ぜひ行きたいね。

HT: そういった場所に近々行く計画は?

SK: いやいや、ないよ、でもいつもそれらは頭の中に浮かんでくるだろうね。インドに僕のファンがいるんだよ。驚きだよな。ニュージャージーか、ボルティモアで演奏している時にインドから僕のファンだって人達が来てさ、彼らはただただ来たんだよ。んで、ニューデリーでプレーしてくれって言うんだ。彼らはマジで僕にインドに来てほしいんだよ。僕も行きたいね。ブラジルはちょっと最初にしちゃ短絡的すぎるかもね。

HT: このツアーではアコースティックギターは演奏する?

SK: 会場によるな、だから臨機応変にね。ちょうどいい大きさのハコじゃなきゃいけない、それにじゅうぶん静かでなきゃね。それこそ本当にやってみたいな。ただ、場違いなものであってはダメなんだ。薄暗い場所で土曜の夜に踊り狂うオーディエンスの前にしてだよ、「静かに」なんて言いながらみんなで落ち着きましょう、なんてのはおかしいでしょ。ツアーの途中で、もし協力的な会場があれば、考えてみるかな。多分フレットレスを演奏するか、アコースティックか、ハワイアンギターがいいかな。

HT: さっきハーモニクスとマイクロトーンのことを言ってたよね。あなたがバンドで演奏するのを10年かそれ以上聞いてきた人にとって、あなたの今の演奏の中にそういった研究の成果から何をきくんだろう。

SK: ぼくはそういったセンシティブな人達は、もっと音楽的に熟した形で音に接しているんだと思う。で、多分もっと感情と音とが結びついているんじゃないかな。僕にとってはそう感じるだけだよ。僕の研究がどんどん自分の中で進むにつれ、自分が何をしているかということについて自覚的になってきたと思う、それででもっと確実にクリアになってきた。Friesellなんかも、それこそそんな一人だと思う、僕が大好きなインド音楽なんかも。そんな部分が音から聞こえてくるよ。でも優れたシンガーは僕が言っていることはわかるはずだよ。かれらは、ここという場面でそうでなきゃならないピッチで、ぐっとくるイントネーションで歌うんだから。

ぼくはそれに取り組まなきゃならなかったんだ、いつもフォーカスを絞ってさ。たぶんほかの人たちはそのことにそれほど自覚的じゃなかったり、そうじゃなきゃあんまり正確なアプローチをしていなかったりね。Neil Youngを聞いたことがある、かれの声をきいた?
かれは確実に彼が意図したことを歌っているよ。オペラにおいても同じ意図を聞き取ることができるよね。それは単に偶然じゃないんだよ。技術的に話すとより細かな解析度でよりよい筋肉の技術で出された音に聞こえるはずだよ。僕は今はとっても小さな調整であるべき場所に音をもっていくことに慣れたよ。これは細かな精製とでもいうようなものさ。

HT: あなたの音楽への興味や影響はとてもワイドにみえるけど、人を驚かすような影響はある?

SK: ポルカ。

HT: 本気で?

SK: (笑いながら)ほんとだよ。僕はポルカが好きだよ。イタリアンポルカよりドイツのやつ。僕はそれをいっぱい聞きながら育ってきたんだ。それに妻はスイス人でね。そこではいつもTVでLederhosen MTVみたいなタイプのものがやってて、アルプスホーンみたいなのとかで、ポルカをロックしてんだ。すごいよ。僕はポルカは何の問題もないよ。

HT: 探して見てるの?

SK: もしTVでポルカがやってたらさ、「全然問題ないよ」みたいな。アコーディオンは楽器自体、大ファンだからね。

HT: 今月の初めLes Paul Mondayで演ったじゃない、New YorkのIridiumで。Lesとは会ったことある?

SK: いや一度もLes Paulに会ったことはないよ。でももし会えてたら素晴らしい事だよね。僕はこういう名声がある人と会うのは結構恥ずかしくなるタイプなんだ。ギグそのものは暴動のようなもんさ。何を求められているか全然分からなくって。でもそのギグがお決まりなものとか、さて現場に行って「このLes Paulの曲とこのLes Paulの曲と」みたいに選んで、みたいなやり方もいやだった。そんなやり方は、僕にとってはLesに無礼なように感じたんだ。で、結局はブルーズ、とかファンクのような、まっすぐなジャムになったんだ。ドラマーはいなくてね、ベースだけで、マジで楽しかったな。

HT: 旅立った伝説のプレーヤーといえば、Levon Helmとは演ったことある?

SK: いやLevonとは一度もない。でも一緒にやれたとしたら、楽しめただろうな。僕は彼がバンドで関わり合いになった連中と、より多くの時間を過ごしてたと思う。あれは素晴らしいバンドだったな。

HT: ここ数年のバンドに後戻りしたりすることはあると思う?特にCrazy Engine。

SK: ない。それはない。前にも言ったように、これらのバンドから得たものはあの時に深いレベルで考え抜かれたもので、それは今ここで起こっていることとは違うんだ。今やっていることは、今だからこそできるもので、それこそが僕の興味の対象なんだよ。

HT: 次に何をするの?このツアーが終わった後。

SK: んーわかんない。息子Johnと僕は一緒に演奏し続け、家で仕事し続けるだろうね。多分一緒にレコードでも作ってみるかな。でまぁ、バンドも。多分ギターとドラムだけになるだろうけど。彼はコンピュータに詳しいんだ。曲を作ったりね。時々ぼくがギターを重ねたり、ベースをやったりするよ。彼とはデュオの形だとしっくりくるね。かれはチェロプレーヤーのTrevor Exterとデュオのバンドをやってるよ(XVSKのこと)。

HT: 彼らはこのツアーのいくつかのショーでオープニングアクトを務めるよね。

SK: そう。僕らと一緒にツアーするんだ。

HT: Johnとプレーするのについちゃ、何が好きなの?

SK: 僕が思うに彼はとても音楽的なんだ。とても熱心に聞いて素晴らしく華麗にバランスよく演奏するよ。彼は音楽的にはオールドソウルを持っているね。とても気持ちがいいし、これは僕の子供であることは関係なく、あいつはいいミュージシャンさ。楽しいことだらけだよ。

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