カリフォルニア州在住のスティーブ・キモック、グレイトフルデッドファンが、あんな事こんな事。いろんな事、書きます。

It's up to you 〜Steve Kimock freak's diary〜

07/14/2013 Linda Imperial Band @ The San Rafael Elks Club

オープニングアクトとして、David Gans。
器用な人だ。



KPFAというベイエリアのラジオ局で水曜8時からDead to the Worldという番組がある。
http://www.kpfa.org/archive/show/80

そのラジオのDJがこのデイヴィッドガンズ。色々と昔からデッド研究家みたいな顔で知られてきているようだが、こちらで今David Gansは?と聞かれるとたいていの人はSycamore Slough String Bandの人か、Dead to the Worldの人と答えると思う。
何度も彼のソロギグを見たが、デッドのいいジャムの部分を抽出したようなジャムをルーパーを使って器用にこなす素晴らしいミュージシャンだと思う。
あなたがデッドマニアならにやりとできると思う。
見た目からして研究肌な感じの人なので、ワイルドなデッドファンには単に「オタクな人」で終わってしまいそうな感じもあるが...
振り幅の激しいデッドファンの中でもとてもいい立ち位置にいる人だと思う。ラッキーな。


今回のLinda Imperial Bandはその名の通りLinda Imperial(元Jefferson Starship)のバンドで、夫のDavid Freibergも一緒のステージだった。
サウンドとステージ周りをやっているトーマスが見に来ないかと言うので、行ってきた。
全く知らないバンドだったが、とても楽しかった。
ブルーズを基調としたオリジナルに、QuicksilverのFresh Air, Pride of Man。Jefferson StarshipのJane、Grateful DeadからLoser等のカバー。

とても良かったのだけど、その日はとても暑かった。
しかも会場がSan Rafaelのフラタニティー施設の中庭で、正直「ロックショー」を見るにはとりわけ最低な環境だった。
フラタニティーはロータリークラブのようなゆるーい同人会みたいなもので、こっちの大学にはつきもの。
この会場のフラタニティーがどのようなものかは興味がないしわかりかねるが、まぁはっきりいってクールではない。
とても白人白人したなかで、しかも炎天下。噴水があるが、なんかヨーロッパ調の彫刻みたいなのが施してあって、意味もなく腹が立った。笑
そこそこ裕福な元ヒッピー達の生ぬるい同窓会みたいな感じで、ステージが熱いわりに客は寒かった。バンドは暑い中、本当によく頑張っていた。



最後の曲Janeで圧倒的な声量を見せたDavid Freiberg。
Quicksilver Messenger Serviceではベーシストとして立ち上げからメンバーで、72年には補強ボーカルみたいな形でJefferson Airplaneに参加、Jefferson Starshipにも付き添った。あとMicky HartやRobert HunterなどGrateful Deadのメンバーのレコーディングにも参加している。
彼の顔を最初に見たのは、5−6年前、サンフランシスコはマーケットストリートの先っぽ、ジャスティンハーマンプラザでのJefferson Starshipのショー。
野外フリーショー。
人のよさそうな、くりんくりんな白髪のでっぷりとしたおじさん。
タンバリンを持って歌っていた。
眼鏡の奥に見える眼もくりんくりん。
人がいいのは解るのだが一言声をかけるのに若干勇気がいる顔をしているJormaや、としをめしても相変わらずシャープな雰囲気漂うJackなどと比べて、いかにもヒッピーハッピー感がにじみ出ている。

2009年はサマーオブラブ40周年で、この年ほどDavidの顔をよく見た年はなかった。
どこへ行ってもいるのだ。
Quicksilver、Jefferson Airplaneというサンフランシスコサウンドの二大巨頭にいたというのは、そういうこと。
どこへ行ってもタンバリンを持って、たまにアコースティックギターかきならし、ステージにいる。
そしてどちらのバンドでも2〜3番手。スターは他にいるのだ。
いつも一挙一動見られているスターではなく、ほんの数曲でガッと腕を見せて客のアテンションを一瞬で独占する。
今になってはマイナーっちゃマイナーな存在ではあるが、この人なくしてこのシーンは歯抜けも同然だったんだろうなー

個人的には、正直今回Linda Imperial Bandを見るまではよく解らなかった。
タンブリンをもってコーラスする人の良さそうないかにもオールドヒッピーを体現しているような存在。
ギターもコードそのままかき鳴らすような感じで、びっくりするような事はしない。
バンドメンバーとしていなければならないけど、がっつきで見た事はなかった。



声、声量。
どちらかと言うと、大げさに言うとオペラのように底から出てくる声。
あまりロックのシーンで聞かれる声ではないように思う。特徴はその太さ。
Janeで前に出てきた時に大いに一人でガッテンしてしまった。圧倒的だった。
このDavidさんは、声が武器だった。

リンダインペリアルバンドまた見に行きたい。

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