カリフォルニア州在住のスティーブ・キモック、グレイトフルデッドファンが、あんな事こんな事。いろんな事、書きます。

It's up to you 〜Steve Kimock freak's diary〜

03/23- 03/26 2013 Kimock Japan tour 2013 その3

大阪。

一日オフをはさんで、大阪。
新幹線に乗って移動中、かなちゃんからいただいた早川義夫さんの『たましいの場所』を読む。
また涙が出てくる。
「いつか」という詩がすごい。

彼のショーはバイオリン奏者Honziさんとの思い出とともに蘇ってくる。
早川さんのショーにいって、度肝を抜かれた。
早川さんもえぐいのだが、バイオリンの人のそれこそ魂がこぼれ出るような演奏が気になった。
数年後訃報を聞いた。それがHonziさんだったということが分かった。

話がそれたが、心ここにあらずの状態で大阪に着いた。

ショーが始まる前に、2年ぶりに合流した学生時代のバンドメイトいぬん君とワインバーで飲む。
ロックドラマーだった彼は、ガムランファンになった。
僕が彼が数年前にくれた「Best Of Gamelan2」いまだによく聞いてるよというと、とても興奮した様子で嬉しそうだった。
最近はロックよりも、いわゆるワールドミュージックの方がえぐく感じて、聞きまくっている。
David Lindley、Kimockの影響かもしれない。
特にガムランは打楽器でありながらもトーンがある。
深く心を動かされたりする事はないのだけれど、脳みその奥深くのどこかで反応している感じがいい。

彼はKimock初体験だ。
カトーくんが追っかけてしまうような音楽を一度聞いてみたい。と言っていた。

開場5分前に行くともう人が20人くらい待っていた。
そこにアキさんといずみちゃんがいた。二人ともネット上では知り合いだったが、実際にお会いするのは「初めまして」だった。
が、話がはずむはずむ。
何を話していたか全然覚えていないが、気がついたらバンドがぞろぞろステージ上に現れていた。

ラーガだ。
Ali Akbar Khanの元でインド音楽を勉強したKimockのラーガ。
どの曲に入っていくかなと思っていたら、Come Back My Love。
こんな、内向きなオープニングはない。だいいち誰も知らないし。笑
一曲目から完全に本気モード。「今日はサービス抜きで、好きなようにやらせてもらうよ」というバンドの気持ちが見えた。

Ice Creamを待っていた。
二曲目。
隣にいたアキさんと、Cripeギターを持った時彼が一瞬鳴らした音で、「もしかして、もしかして」といろめき立った。
大正解。いずみちゃん、アキさん、えりこさん、みんなとハイファイブ。

この日はとてもダブレゲエ色が強いように感じた。
Congo man's chant- get up stand up
Banana Waltz, Hey Man
こうなるとWallyのドラムとAndyのベースがものを言ってくる。
とにかく強力なリズム部隊。Wallyのダブドラム。彼の人工ディレイがとても気持ちいい。


日本のオーディエンスは思ったより全然騒がしく。
何か伝えようとしているのだが、恥ずかしさと言葉の壁のせいでうやむやになる事が多い。
「先生ー」「師匠ー」っていうのには笑った。「かっこいいー」とかね。

いずみちゃんが親切に最前列を譲ってくれたひょうし、Hey Manに入る直前に勇気を出して「日本に来てくれてありがとう」と叫んでみた。
「ここにいてくれてありがとう」とキモック。
嬉しかった。いずみちゃんもありがとう。レールに出れらなかったら、多分彼らにお礼言えなかった。

金を払ったからいいショーを見れて当たり前なのではない。
彼らが人生かけて追い続け、そして色々なものを犠牲にしてやってきた音楽をやるのに、
若くない身体をひきずって大量の機材を持って、何千キロも離れた日本に来るのはどれほど大変な事か。
ありがとうくらいは当たり前だろう。

ショーの後ようやくキモックとちょっとのあいだ、話をするチャンスがあった。
今自分の人生がいかに辛いか、どうしたらいいか分からないと、彼に話しているうちに、感極まって涙が出てきてしまった。
涙が止まらず完全に取り乱している僕に、キモックは自分の目をしっかり見るように言って「何が起ころうと、愛されているんだよ(Whatever happens, You are loved)」と。
ポスターにサインし、LOVE YOU!!!と添えてくれた。
そしてぐっときつく長いハグをくれた。

そのあと自分もずいぶん家族との間で苦しい葛藤やきつい格闘があったと、彼が話してくれた。
いかに彼がハードコアな人生を送ってきたか、今の彼の活躍っぷりからは想像絶するような話だった。
こんな話が聞けるとは。。。ありがとうSteve。
祝福を受けた後のような気分だった。

その後アキさんの紹介でTrees & Vinesに行って、5時まで飲んだ。
最高の場所。こんなタラタラ踊っても怒られない、邪魔がられない。
えりこさんが高速バスで帰らなきゃならなかったのは残念だったが、アキさん、いずみちゃん、いぬんくんが参加して、至福の時間を過ごせた。
マスターには、本来2時閉店のところ5時まで大変お世話になりました。
楽しくて楽しくて、話が尽きなかった。尽かせたくなかったし。
この瞬間がいつまでも終わらなきゃいいのになーと思った。

あーそうだ、わかった。
Grateful Deadのファーストアルバムに入っているGolden Roadは、この瞬間を歌ったものだったんだ。
Party everyday!!というやつだ。

みなさん楽しい時間をどうもありがとう。本当に幸せな三日間でした。
こんな出会いのチャンスを与えてくれたSteve,Bernie, Andy, Wally、ありがとう。
そして音楽ってすごいね。音楽、ありがとう。

03/26/2013
Umeda Club Quattro
Osaka, Japan

Set 1
Raga - Come Back My Love
Ice Cream
Congo Man's Chant - Get Up Stand Up
Five B4 Funk
Stella Blue
Naive Melody

Set 2
New Africa
There's Gonna Be Butter
Banana Waltz
Hey Man
Take Me to The River

Encore
You Can't Do That - Super Stupid


追記:
レビュー/記録になってません。
単なる日記ですみません。
思い入れがはいり過ぎ。暑苦しいですね〜 笑

03/23- 03/26 2013 Kimock Japan tour 2013 その2

横浜でのショー。



前日代官山で大慌てに慌てたので、早めに横浜入り。
気味が悪いくらいショーの時間が早い。
6時から始まって9時に放り出されて、土曜の夜ですよ。その後なにすればいいの?
週末の夜は、それから始まるんじゃないっすか?

その日は学生時代の軽音部の後輩がショーにジョインする。
会うのも10年ぶり。
当時の自分の音楽の趣味は全然キモックとかじゃなかったけど、離れていた点と点がこんなところでまた重なる事になるとは。
彼らには何度も言ったけど、夢のようだった。
とっても可愛かった後輩達、あやのちゃんとかなちゃんが、とーても、本当に驚くほど素敵になっていた。
大学卒業してからの10年、お互い乗り越えなきゃいけない事がいろいろあったもんね。
ホント、Thank you so much for being here!

この日はDavis時代のギターの先生で、今は横須賀に住んでいるビルともユナイトできた。
ギタリスト同士でいろいろ話も弾む。
お互いの家族の事も知っているので、いろいろ話を聞いてもらった。
完全にへこんでいる自分を気遣って、あとでフェイスブックでこんなメッセージをくれた。
Hard times are like heavy strings, they both bring the best music in the end.
「大変な時ってのは太い弦と同じで、最終的にすばらしい音楽を紡ぎだしてくれるものだよ。」
とても嬉しかった。彼もこんななれない土地での生活は苦労の連続だったはずだ。言葉に重みを感じた。

この日も、えりこさんとこーじさんが側にいてくれた。
二人の何気ない存在感がとても心強かった。
こーじさんとのTongue後のハイファイブ、本当にいいタイミングだったし。
えりこさんはとても穏やかな笑顔で「楽しんでますか?」って聞いてくれる。
会ったばかりなのに、このツーとくればカーの感じって不思議。むっちゃくちゃ嬉しかった。
しげちゃん、ちゃんと家に帰れましたか?今度はペタルマのミスティックシアターでキモック一緒に見ようぜ。



横浜のショーはとてもバーニーがホットだった。
とんでもないことになっていた。客を煽りまくる。
Take me to the River。
いやいや、この曲知ってて歌える日本人ってなかなかマニアックよ。
バーニー、お構いなし。
「こっち、Take me to the。あっちRiverね」、なんてオーディエンスに向かってやっている。
いやいやいや、まだファーストセットの3曲目ですよ、バーニーさん。笑
さすがに何度もやっているうちに客も乗り始めて、この日のコール&レスポンスはアメリカ並みに熱かった。
音もバリバリ出ていて、最高。
こんな鍵盤を叩きまくって、ノリノリのBernieを見られて、ものすごく幸せだった。
そして、のっているときのバーニーは子供みたいですーごくかわいいのだ。
彼はファンクを作った人です。人間国宝といってもいいミュージシャンです。ありがたやーーーありがたやーーー。
感謝×1000。

とろけるような、透明な曲が多かったのがこの日の印象
It's up to youにはじまりNew Africa。セットブレイクをはさんで、感動のTongue n groove, Hey man。
で、きわめつけはSleepwalk。
SKBの頃からの強力なKimock classicsがっつり。

あとなによりのボーナスはAflo Blue。腰、抜けました。KimockのAlfo Blue、初めて聞きました。しかも途中でAndyがFootprintsのベースラインになりはじめた。
「えぇぇぇぇぇぇぇーーーーー!!!!!!」
耳を疑いました。セットリスト記録していたんですが、動揺してしまって「Alfo Blue???」と自然にクエスチョンマークをいくつも付けてしまったくらい。ありえん。むっちゃいいもん見せてもらいました。。。

アンコールが終わった後、オーディエンスが帰らなかった。
これにはびっくりした。みんな拍手をし続けて客電がついても動かない。
結局残念ながらセカンドアンコールはなかったけど、いかにこの日のショーが熱かったかを物語るエピソード。

初めてキモックを見た後輩達も大満足していた様子。
「キモックかっこよかったー、気持ちよかったよね」の連続。
そうそう。かっこいいのよ、気持ちいいのよ、つまるところ。

東京駅でラーメンをおごってくれたまーちゃん、ありがとう。
これからもよろしくお願いします。
夜行バスドリーム名古屋号23:40東京発にのって帰る自分を送ってくれた。みんな明日仕事なのに。
これからもどこに出しても恥ずかしくない、たくましいアホでいましょう。
Keep on Rockin'
ありがとう。

03/24/2013
Yokohama Bay Hall
Yokohama, Japan

Set 1
It's Up to You
54-46
Take Me to The River
New Africa
You Can't Do That - Super Stupid

Set2
Tongue 'n Groove
TLC
Aflo Blue - Footprints
Hey Man
There's Gonna Be Butter
Congo Man's Chant w/ Red Hot Mama tease

Encore
Sleepwalk

03/23- 03/26 2013 Kimock Japan tour 2013 その1

Kimock 万歳。

Kimockを日本で見るのは、僕にとって初めての体験だった。
念願かなったり。

2005年9月, Berkeley Greek theatreでのJerry Garcia tributeで出会った女性(今は自分の妻)に薦められるがままKimockを聞くようになった。
それ以前にもPhil Lesh and FriendsのライブCD"Love Will See You Through"でKimockの音は聞いた事はあるにはあったが、それほど意識して聞いていなかった。

彼女に誘われるがまま2005年のニューイヤーズラン、僕はGreat Americanにいた。SKBのショー。これが僕の初めてのKimock experienceになった。12/28/2005。
それほど知った曲があった訳でもなかったのだけれど。とにかく彼のギターの出音がとてもきれいで、聞いた事もないようなフレーズが次から次へと出てくるので、ショーが終わってもまだ全然聞き足らないような感じだった。
それから4夜。ニューイヤーズまでGreat Americanで文字通りKimock show漬けで、2006年に年が明ける頃には完全に一人のKimock freakになっていた。

それがbeginning of new lifeだった。

その後7年。紆余曲折あり。
今回は、去年の末からどうも関係がギクシャクしはじめた妻を置いて、Kimockのショーへ逃げるように日本に帰ってきた。

恥を話すようだが、かなり精神的にへこんでいた。
もう一週間アメリカに出国が遅れていたら、自分で言うのも嫌だが、多分発狂していたと思う。それくらい思い詰まった状態だった。

今回のツアーははじまる前から実は心配だった。
ツアー中の3〜4日間、全く何事もなくやり過ごす事が出来るか。
落ちて、どうしようもなくなって、ショーをあきらめて、実家に帰ってしまう事になりはしないか。
そういう事態に備えて、帰国した3月5日から2週間、万全をつくした。
家族のもとでちゃんとしたものを食べさせてもらって、夜は遅くとも10時に寝て、一日おきにBikram Yogaで心を落ち着け、自分の心とちゃんと向かい合う努力した。

不安はあるけど、用意は万全。

03/23/2013
Club Unit, Daikanyama



一日目の代官山。
Cole'sがはじまった瞬間に崩れた。
いろいろたまっていた思い出、せき止めていた感情が一気に涙になって溢れ出てきた。
前も向けない。
どの曲も最高に楽しい思い出/瞬間をいっぱいに含んでいた。

Many Rivers to Cross、去年PetalumaのKimockショーに行く前、車の中でマイキーと何を聞きたいか話をしてて、僕はMany Riversを選んだ。その晩KimockはMany riversをやってくれて、興奮!マイキーと思い切りハイファイブして、ハグした思い出。

Come Together - Red Hot Mama、去年のLazy Summer Daze。ディアンはかなりワイルドだった。なにかやっていた。確実に。舌を出して、飛び上がり、変なポーズをして、大笑いさせてくれた。その時この曲が鳴っていた。

Watch the River Flows、Zeroのコンサート。2006のハイシエラ、確かオールナイトのステージ。Donna Jeanがこの曲を歌った。最高なショーを最高なシチュエーションで見られて、当時の彼女と僕は幸せの絶頂だった。

僕の周りにいつもいたクレイジーで愉快な仲間達は、今誰もいない。
どうしてこうなってしまったのか、何が悪かったのか。自分が悪いのか。
いろいろな想いがめぐりにめぐって、どうにもこうにも涙が止まらず、正直困った。笑


ショーが終わった後、もう立てないくらいに疲れていた。

客観的な印象、
◎音的にはベースとバスドラがヘビーだった。
普段は、DJとか電子音楽とかのハコなのかなーと思った。
◎ひとりのオーディエンスが大声でバンドに何かリクエストしているのだが、バンドに全然通じていない。"Scare Crow"は聞き取れたが、他は日本語なのか英語なのかも分からなかった。面白いなー。Steveも"I don't understand what you are saying"とか恥ずかしげに言ってるじゃん。
でも彼は叫び続けた。他の客から"Shut the F up"とか言われてるし。笑
そこでSteveも"I know what that meant"
大笑してしまった。




03/23/2013
Daikanyama Unit
Tokyo, Japan

Set1:
Cole's Law
Tangled Hangers
There's Gonna Be Butter
Many Rivers To Cross
Come Together - Thrill Is Gone
Y- Spy
You Are The One

Set 2:
Five b4 Funk
Congo Man's Chant - Get Up Stand Up
Ice Cream
Watching The River Flows
Stella Blue
Burning Down The House

Encore:
Philly Mambo - Sun Sun Sun
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